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SHOW AND HIDE * PLUGIN
- ジェフリー・ディーヴァー, 池田 真紀子
- 石の猿
今回の話は、密入国斡旋業者-蛇頭-のゴーストを捕まえる話。
あともう少しでNYに着くというところで、
沿岸警備隊に発見されてしまう。
そこで蛇頭のゴーストは船長と密入国者達を船倉に閉じ込め、
船を爆破し、ゴムボートで一人海に出た。
他の船員や、辛うじて逃げ出した密入国者達の命を奪いながら岸へ向かう。
そんなゴーストの魔の手から逃れた14名の中国人は自力でチャイナタウンへ向かい
ゴーストや移民帰化局からの追手を断ち切るように身を潜めていた。
用心深いゴーストは自分の顔を見たその中国人達を消す為に彼のルートを使い彼等の行方を探し、
ライム、サックス達はその中国人達を守る為、また国際指名手配のゴーストを捕まえる為、
彼等とゴーストの行方を追う。
今回の相手は中国人、いつもとはちょっと勝手が違う。
なぜなら、ライムのチームに移民帰化局から来た人物や中国人の刑事も加わっているから。
また、相手が外国人っていうのも勿論関係してくる。
それでも同じなのは、いつものドンデン返し!
またね~今回も見事にやられましたよ!
まったく、J・ディーヴァーには感服します。
もう一方の主役が中国人っていうだけあって、
中国の歴史だとか政治だとかも話に組み込まれているんだけど、
その中の一番デカイ(と私が感じた)ものに「天安門事件」があるんですが、
私はこの本を読むまで天安門事件の事は歴史社会の教科書に載ってる以上の事は知らなかったんですね。
以下といってもいいくらい。
下手したら、この本で勉強したとも…。
歴史の教科書とは違って、
天安門事件の中にいた当事者として書かれているから(勿論フィクションだろうけど)、
物凄い胸が痛かった。
なんというか…やりきれない思いで胸がいっぱい・・・。
もう二度と、こんな事件は起こして欲しくないですね。
あと、もう一つ、この本を読んで初めて知った事がありまして・・・
全然大した事じゃないんですけど、
本当に本当に、結構どうでも良い事なんですけど・・・
アメリカではBMW(に乗っている人)の事をビーマーって言うんですね。
そういえば、前回記事を書いた『TAXI NY』で
犯人の乗っている車もBMWだったんですが、
『ビーマー』って言ってましたゎ。
勿論英語で。
勿論字幕には書かれてませんでしたが。
吹き替えでもきっと言ってなさそうですけど。
ね?どうでもいいことだったでしょう?(;´▽`A``
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石の猿